機動力生かし首位キープのDeNA “グリエル切り”でチーム好転
「グリエルが来日しない、来日が遅れるという万が一も考えて、エンドランをはじめ、次の塁を積極的に狙うという考え方は、キャンプから準備をしてきた」
この日の荒波のようにミスもあるとはいえ、中畑監督が就任当初から目指した機動力を生かしたスキのない野球が、就任4年目を迎えて形となりつつあるといえる。
「グリエルが来ていたら、むしろ積極走塁を前面に押し出せなかったし、打率.366、2本塁打、12打点と大爆発しているバルディリスもスタメンの機会が減っていた」とは、横浜OB。
ワガママ助っ人をクビにしたことですべてが好転。球団は宙に浮いた5億円のグリエル資金の一部から、グリエルに臨時ボーナスをやってもいいくらいだ。