グリエル解雇は大正解 キューバ選手は“百害あって一利なし”
「わがままを許している方が問題。断固とした態度を取った」
DeNAの高田繁GM(69)が強い口調でこう言った。
2日、キューバ人助っ人のユリエスキ・グリエル(30)との契約解除を発表。制限選手にせず、自由契約にしたのだから、事実上の絶縁である。
「担当者が28日に現地に行っても連絡が取れず、家にまで行ってようやく会った。ビザも取りに行かないし、診断書もない。『故障が完治したらプレーする』の一点張りだったので契約解除にした。行く時期は俺が決めるという感じで、プロとしての責任、義務があるのを理解していない。監督、コーチ、選手がいつ来るんだと気を揉むことの方が問題だから。どこの球団でも行ってもらって結構だよ」(高田GM)
当初の来日予定が3月24日だったから、確かにプロとしての責任や義務はまったく理解していない。同GMが言うように「わがままを許している方が問題」だ。
グリエルは昨年から日本の環境になじめず、メジャー志向を周囲にほのめかしていた。それを聞きつけたメジャーのスカウトはすでに報告書を作成済みで、今オフの獲得に向けて調査を継続していた。メジャースカウトはこう言う。