防御率12球団トップに ヤクルト“ボロボロ投手陣”なぜ蘇った
捕手との試合前ミーティングも、今季からスタートした。
野村バッテリーコーチは「全体ミーティングに加えて、毎試合ごとに打者の情報や前日の反省を踏まえて話をしている」と説明する。
正捕手の中村は「意識、準備という点で良いと思う。投手が使いたい球種を話したり、僕からも攻め方の提案をしたり、試合で見たもの、感じたものを生かすことができれば」と言えば、前出の石山も「試合前に使ってみたい球種など自分の意思を伝える場であり、捕手からは試合での生きた話を聞ける。事前にコミュニケーションをとっている分、マウンドに上がっても会話が頭の片隅に残っている。ピンチで動揺したり慌てなくなった部分はあります」と話す。
真中監督は開幕前、「若いチームなので新しいことにどんどん挑戦してもらいたい」と、選手の意識改革をテーマに掲げた。
バッテリー部門に、これが浸透しつつあるのだろう。