“外れ、外れ”ドラ1急成長 ヤクルト山田が阪神戦2発6打点

公開日: 更新日:

「抽選に外れてよかったよ」

 笑みを浮かべてこう語ったのは、あるヤクルト関係者だ。

 2日の阪神戦は、今季初の3番に指名された山田(22)が2本のアーチで6打点。2本目の満塁弾は「初球から思い切って自分のスイングができた」と自画自賛した。

 山田は10年のドラフト1位指名ではあるが、抽選で競合した斎藤(26・日本ハム)と塩見(26・楽天)を逃しての、いわゆる「外れ、外れ1位」。だが、狙っていた斎藤は今もローテに入ってフルシーズン働ける力はなく、左腕の塩見も過去4年間一度も2ケタ勝っていない。

 一方の山田は昨年大ブレーク。143試合で打率.324(リーグ3位)をマーク。193安打は右打者のシーズン最多安打記録を更新。106得点、39二塁打もリーグ最多。29本塁打は同3位、89打点は同4位(15盗塁は同10位)。「3割、30本、30盗塁」のトリプルスリーどころか、三冠王さえ狙える選手に成長した。

 冒頭の関係者が言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動