ミラノダービーで出番なし 本田と長友は代表でも“見納め”か
イタリア・ミラノを本拠地とするミランとインテルのライバル同士が激突する「伝統のミラノダービー」にミランMF本田圭佑(28)の出番はなかった。
日本時間19日早朝キックオフのインテル戦の登録メンバーに入り、戦前の地元メディアの予想ではスタメン組だったが、結局ベンチウオーマーに終わったのだ。
ミラン入り後、3度目のミラノダービーは出番なし。試合後、釈然としない表情を浮かべていた本田だったが、いずれにしてもミラノダービーの本田は今回が見納めだろう。さらに言えば日本代表でも居場所がなくなり、日の丸のユニホーム姿も近々見られなくなる可能性も高い。
というのも、ハリルホジッチ日本代表監督は「所属クラブで定位置を勝ち取ってくれ」という言い回しで“試合に出られない選手は代表には招集しない”ことを選手に伝達済みだからである。
「本田は、ミランでは3トップの右を担当しているが、スピード不足、攻守の切り替え時のキレのなさがマイナスポイントとなり、ミラン上層部の評価は急落。ダービー後も試合に出られる保証はない。そもそもハリルホジッチ監督は、本田に見切りをつけているフシもある。日本代表に導入した“堅守をベースにスピーディーにカウンター攻撃”という戦術に本田はフィットしないし、むしろ邪魔な存在となっている。ミランを離れて中堅クラブに移ってレギュラーになっても、日本代表に呼ばれなくなる可能性は、決して低くはない」(サッカージャーナリスト)