ミラノダービーで出番なし 本田と長友は代表でも“見納め”か
実際、ハリルホジッチ監督体制後のチュニジア戦、ウズベキスタン戦での本田は、指揮官をガッカリさせるに十分な“数字”を残してしまった。
5―1で圧勝したウズベキスタン戦。指揮官は「縦へのスピード」を目標に掲げ、総パス数に占める縦パスは、ブラジルW杯の34%が「42%」に増えた。その分、本田経由のパスが激減して存在感が低下。敵陣で縦パスを受けた数も、3トップの真ん中・FW岡崎慎司(28)の21回、左のFW乾貴士(26)の15回を下回る12回にとどまり、守っては、自ボールを失った13回はチーム最多。完全に攻守に精彩を欠いた。
「インテルDF長友佑都(28)は今季、古傷の右太もも裏痛を何度も再発させ、2月に同じ箇所を痛めて長期離脱。ようやく復帰して3試合連続でベンチ入りしたが、この日のミラノダービーで3戦出場機会なし。今季終了後には、インテルを放出されると地元では報じられている。ハリルホジッチ監督は、ケガ続きの長友は“3年後のロシアW杯では主軸になり得ない”と判断しているみたいでチュニジア戦に先発したG大阪DF藤春広輝(26)、ウズベキスタン戦に途中出場したFC東京DF太田宏介(27)を重用すると話す関係者は多い」(前出のジャーナリスト)
ミラン本田、インテル長友ともに大きな曲がり角を迎えている――。