無気力メッセは「二軍降格を」 虎助っ人の“ワガママ”にOB憤慨
「マートンは過去にコーチと大喧嘩するなど何度も乱行を繰り返し、以前は現場から『クビにすべき』という声すら出たそうですが、今や助っ人の球団史上最高額の4億6000万円という高い給料をもらっている。これだけ待遇が良ければ甘えも出るし、ワガママをやっても許されると勘違いしても不思議ではありません。球団にも問題があると思います。このままではメッセもゴメスも呉昇桓も、マートンが何をやっても許されるんだったら俺も、と悪い方向に感化されかねません」(福間氏)
阪神は90年代の暗黒時代から、生え抜きの若手が大成せず、助っ人やFA、トレード頼みのチームづくりをしてきた。日本での実績のない助っ人に1億円、2億円と高い金を用意することもあるし、当初は年俸が安くてもある程度の成績を残せば高給が保証されるようになる。チーム内に彼らを脅かす若手や中堅がほとんどいないから、好き勝手やっても地位は安泰。外国人ではないが、近年のメジャー帰りの城島、西岡らにしても同様だ。助っ人頼みの状況に加えて、彼らにおもねる球団のスタンスが連中を一層、増長させる。チーム内の競争力は必然的に低下していく。
人気球団で勝つことが求められるとはいえ、チームづくりを見直さないと先はない。