V10内山でも2000万円 日本人王者ファイトマネーなぜ安い?
2日に行われたパッキャオvsメイウェザーの「世紀の一戦」。ペイパービュー(有料番組への課金)の購入も過去最高が確実視され、ファイトマネーは両者を合わせて2億8000万ドル(約336億円)。メイウェザーが216億円、パッキャオは120億円を手にするという。
ここからルールブックで定められているマネジメント料33%を引かれたとしても、大金には違いない。
日本はどうか。6日に行われたWBA世界スーパーフェザー級スーパー王者、内山高志(35)の10度目の防衛戦。同級7位のジョムトーン・チューワッタナ(25)を2ラウンドTKOで下し、V10に成功。35歳5カ月の内山は、日本人では最年長世界王座防衛記録となった。
あるジム関係者は「公表はされてないが、内山クラスのボクサーが防衛10回目となると、実入りは2000万円前後ではないか」という。70年代のボクシング全盛期は、日本人でも世界王者なら2000万~3000万円のファイトマネーは珍しくなかった。94年に初の日本人同士の世界統一戦となった辰吉vs薬師寺戦は総額3億4000万円。「しかし、それぞれが実際に手にしたのは5000万円と2500万円だった」(前出関係者)そうだ。