フランシスコ連日ミスで3連敗 巨人の「守備軽視」にOB苦言
この助っ人は連日守りで足を引っ張っている。5日の同カードでも、初回に一塁後方へのファウルフライに追いつきながら捕球できず、その後の一挙10失点につながった。4日の試合でも飛球を捕れなかった揚げ句、インフィールドフライなのに三塁走者にタッチせず、赤っ恥のサヨナラ負け(記録は村田の失策)となった。前出の中村氏は警鐘を鳴らす。
「インフィールドフライのルールを勘違いするなんて、プロとして恥ずべきこと。ただ、合流したばかりのフランシスコに守備の連係など、細かいことを望んでもムリ。打ってくれればいい、という原監督の方針なんでしょうから。今年はチーム全体に守備のミス、エラーが多いのが目につきます。一体キャンプで何をやってきたのか。守備練習はやったのかと思ってしまいますよ。昔から巨人は投手を中心に守りから入るチームだった。貧打、貧打といわれた昨年だってリーグ3連覇。打てなくてもしっかり守ったからです。それが今年は揺らいでいる。原監督の意識が打撃面に向き過ぎるあまり、選手の守りへの意識が薄らいでいるのです。もう開幕しているというのに、守れない外国人選手を慌てて補強している時点で、原監督がいかに守備を軽視しているかが分かります」