コスタリカ戦で先制点 “ヒデ2世”広島・野津田ついに覚醒
来夏のリオ五輪出場を目指す「U-22(22歳以下)代表」が1日、コスタリカU-22代表とテストマッチを行った。
前半36分に先制点を決めたMF野津田は広島ユース時代、ボランチを務めることもあり、その風貌からも「中田ヒデ2世」と呼ばれることもあった。しかし、今は利き足から繰り出す強烈シュートを武器に左サイドアタッカーとして、広島でもU-22代表でもレギュラーをキープしている。
「レフティーの野津田がこの日、珍しく右足でゴールを決めたが、相手ゴール前でのスペースをうまく突いたり、利き足ではない右足で的確にゴールを捉えたり、日常的にJリーグで揉まれてレベルアップしていることを感じました」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)
コスタリカ戦の先発1トップは、野津田の広島でのチームメートFW浅野。2点目を決めたFW金森、U-22初招集で後半途中出場のFWオナイウ阿道も存在感をアピールした。出番はなかったが、50メートル5秒9の俊足FW小屋松も初招集されるなど、U-22代表アタッカー陣のレギュラー争いが熾烈になっている。これは、そのままチーム力アップに直結する。手倉森監督も満足だろう。