著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

なでしこ初代監督 「“澤抜き”で勝った自信を米国戦に生かせ」

公開日: 更新日:

 なでしこジャパンがカナダW杯準決勝でイングランド代表を破り、前回ドイツ大会に続いて決勝進出を決めた。この準決勝は、日本女子サッカー界にとって「分水嶺となった試合」として語り継がれるだろう。というのもW杯、五輪の主要世界大会で、大黒柱のベテランMF澤穂希(36)がピッチでプレーせず勝ち上がった、初の試合といっていいからだ。

 澤は93年、中学3年で代表に招集された。この年のアジア女子選手権を皮切りに日の丸を付けてプレー。W杯は95年スウェーデン大会から、五輪は96年のアトランタ大会から出場を続け、12年1月にはFIFA年間最優秀選手(11年度)に選ばれた。世界のレジェンド澤として、確固たる地位を築き上げた。

 しかし、そんな澤も年齢的な衰えは隠せず、ついにカナダW杯ではレギュラーから外れた。

 先発フル出場は、1次リーグ3戦目のエクアドル戦のみ。あとは1戦目のスイス戦=先発して後半12分まで出場、2戦目のカメルーン戦=後半19分から途中出場、決勝トーナメント1回戦のオランダ戦=後半35分から途中出場、準々決勝のオーストラリア戦=後半45分から途中出場――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差