W杯でなでしこ引退が“前言撤回” 澤「リオ五輪出たい」の真相
オランダ戦で後半35分から途中出場した澤穂希(36)は、かねて「カナダが最後のW杯」と公言していた。4年前のドイツ大会で世界女王になり、今大会で男女を通して世界初の金字塔「W杯6大会連続出場」を打ち立てた。思い残すことはない。なでしこジャパンの重鎮は、カナダW杯を最後に日の丸と別れを告げることにしていた。ところが――。
W杯決勝トーナメント1回戦・オランダ戦の前々日。W杯を主催するFIFAの公式サイトに澤のインタビュー記事が掲載された。
「私たちは、W杯1次リーグを3戦全勝で通過しました。でも、W杯で優勝することは簡単なことではありません」
「カナダではゴールを決めてないし、(自身のパフォーマンスは)ベストとは言えません」
「私はこれまでサッカー選手が、成し遂げたいということをすべてかなえてきました。今は2度目のW杯優勝に集中しています」
将来について聞かれ、そこで注目発言が飛び出した。
「サッカーには関わりたいと思いますが、監督にはなりたくないです。2020年の東京五輪には携わりたいです。カナダが最後のW杯ですが、もし選んでもらえるのであれば、リオ五輪に出場したいと思います」