日本ゴルフ協会に新会長就任 アマゴルファー何のメリットが
今月1日、日本ゴルフ協会(JGA)の新会長に、副会長で関東ゴルフ連盟理事長の竹田恒正氏(74)が就任した。
竹田新会長は旧皇族の竹田宮恒徳王の長男で、明治天皇のひ孫、今上天皇のはとこに当たる。日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恒和氏は実弟だ。JGA新会長であり、オリンピックゴルフ競技対策本部の本部長を務めたことから、今回の新体制スタートでゴルフが復活する来年のリオ五輪、20年開催の東京五輪に向けて、JOCとの関係強化が期待されている。
もっともJGAといわれても、ピンとこないゴルファーは多い。権威主義で、何をやっているのか不透明な団体というイメージが強い。それに竹田新会長の家柄は一流だが、日本のゴルフ界のトップにふさわしい人物なのかという疑問もある。
というのも昨年5月、竹田氏が当時、理事長を務めていた「東京ゴルフ倶楽部」(狭山市)で、会計責任者がクラブ名義の口座から現金1億2000万円超を引き出し、着服したとして業務上横領の容疑で逮捕され、竹田理事長はじめ、理事全員が辞職する騒ぎがあったからだ。