東アジア杯代表入り “じゃないほう”の浦和・武藤って誰だ?
それが浦和の3トップの「左」で起用されると持ち前のドリブル突破力、スピードを生かして今季Jリーグ前期13試合目で6得点。この時点で仙台時代のゴール数に並び、浦和のJリーグ前期優勝の原動力となった。
「相手ゴール前で《周囲が見えている》のも武藤の武器です。ドリブルで突破し、味方にボールを出して《相手DFの視界から消えてから》再度ボールを受けてフィニッシュに持ち込む。東アジア選手権で2、3点決めれば、代表FW内での序列はかなり高くなるでしょう」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)
これまで年代別代表とは無縁のサッカー人生を送ってきた武藤にとって、大学時代に「関東大学選抜」に選ばれたのが最大の勲章だった。それが一足飛びの日本代表入り。近年まれに見るシンデレラ・ボーイである。