混セで首位 ヤクルト真中監督が語る「後半戦絶好調の理由」
――今季は6球団がダンゴ状態で突き抜けるチームがない中、監督は今季序盤に「混戦になるのはウチにとってマイナスではない。粘り強く食らいついていきたい」と話していました。
「もちろん頭一つ抜け出すのが理想ではありますけど、ウチにはまだその力はないと思っています。混戦を戦ってみんなが潰し合いをするうちに、自分たちが力を発揮できればと考えています」
――大型連勝がある一方、5月には9連敗を経験している。
「そこはもう、割り切ってやっていくしかないですよね。勝っていても負けていても、とにかく一試合、一試合を戦うことに集中していきたい」
――打線は後半戦に入り、6試合で5度の2ケタ安打と大当たり。打率.259、355得点はリーグ1位。中でも、3番の山田は後半戦で打率.592、4本塁打、12打点と絶好調です。
「ボール球を追っかけず、打たされるということがなくなってきている印象がありますね。(打線全体を見ても)山田に加え、4番には畠山もいる。2人が打つ相乗効果ではないけれど、周りの打者も楽な気持ちで打てているのかもしれません。ただ、今のチームの数字のことは気にせず、取れる時に確実に1点を取ること、みんなでつないで1点を取りにいくことが大事です。選手もそのことをしっかりと意識してやってほしいですね」