遼も美香も勝負所で入らず…「パットは水物」を羽川プロ解説
先週のマルハンカップ太平洋クラブシニアは初日が3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で回り42位スタート。
少しでも順位を上げようと臨んだ2日目は1バーディー、1ボギーの72。
結局、通算2オーバーとスコアを伸ばすことができず、42位は変わりませんでした。
2日間とも32度を超える猛暑の中で、シニアプロのみんながよく倒れなかったな、という厳しい環境でしたが、勝った崎山武志は通算13アンダーです。上位陣は暑さに関係なくスコアを出しています。
私は暑さに集中力を切らして、チャンスホールでバーディーを取り損ねて流れをつかめなかったのが反省点です。本当のことを明かせば先月14日に自宅の風呂場で左足小指をぶつけてからずっとピリピリ痛くて、左足をかばってのスイングで、無意識のうちに右足体重になり当たりもよくなかったのです。その左足小指もだいぶよくなっており、今月末には3連覇のかかったファンケルオープンです。そこに向けて調整していきたいと思っています。
もちろん最後はパットがスコアを大きく左右します。プロの、「今日は入らなかった」というコメントを聞いたことがあると思います。いわゆる「パットは水物」と呼ばれる所以で、グリーンのスピードが会場によって違うし、芝目もあってボールの転がりは試合ごとに違います。また体調の変化で、パッティング時の目線のズレから打ち出したボールがラインに乗らないことがプロでもあります。