遼も美香も勝負所で入らず…「パットは水物」を羽川プロ解説
■切羽詰まった石川遼
試合中にはバーディーパットを絶対に入れなきゃいけない時が来ます。ラインを読んで、完璧なタッチでパットしてもカップインしない時があります。プロは自分のタッチ、ラインを信じてパットしますが、それでも勝負をかけたパットが入らない。それが、「今日はパットが入らなかった」というコメントの真相です。
そんな話をしたのも米ツアーでシード権獲得に頑張っている石川遼や、女子メジャーの宮里美香が肝心な時にパットが入らなかったからです。
遼は「ラインは読めていたけど(転がりが)速かったですね」と語っていたし、宮里は「昨日までしっかり決まっていたパットが(最終日には)なかなか入らなかった」と振り返っていました。
遼はフェデックスランク140位と来季シード獲得(125位内)に向けて苦しい状況のなかで、初日、2日目と首位に立ち、これまでの成果が出てきたかなとうれしく思いました。
しかし、決勝ラウンドに入って2日間ともパープレーです。パットを入れなきゃいけない状況で決めることができなかったわけです。