東アジア杯2連敗でなでしこ「世代交代」はまたも頓挫
なでしこジャパンの東アジア杯(中国・武漢)優勝がなくなった。1日の北朝鮮戦に続いて昨4日の韓国戦も落とし、最終戦(中国戦=8日)を待たずに優勝の可能性が消え去ったのだ。
今大会の代表23人の中でカナダW杯準優勝メンバーは6人。この日のスタメン11人でカナダ組はDFの田中明日菜(27=神戸)1人だった。そんな若手と中堅主体のなでしこは、前半30分に先制。後半9分に同点に追い付かれたが、その後は韓国の拙攻にも助けられ、引き分け濃厚となったロスタイム突入後、FKを叩き込まれて万事休すだ。
「欧州組もMFの沢も宮間もいない“二軍なでしこ”なので連敗は致し方ないとしても、内容が悪過ぎる。たとえばCB村松智子(20)です。所属の日テレでは、なでしこ正CBの岩清水梓(28)とコンビを組み、国内リーグではまずまずのプレーを見せているが、韓国戦では相手FWに簡単に振り切られるシーンも多く、相手同点ゴールの場面では、得点者に正対しながら間合いを詰められず、同点弾を許してしまった。村松に限らず、国際試合で持ち味を出せない若手、中堅ばかりのチームでは3戦全敗もあり得る」(現地を取材する記者)