“早実デー”1軍先発の日ハム斎藤佑に「客寄せパンダか」の声
2日に行われたヤクルトとの2軍戦で5回3安打無失点と好投し、8日の1軍楽天戦(札幌ドーム・18時開始)での先発登板が濃厚といわれる日本ハムの斎藤佑樹投手(27)。1軍先発となれば4月17日の楽天戦以来今季3度目だけに、ファンはさぞかし復活を期待しているのかと思いきや、反応は冷ややか。それどころか、日本ハムによる話題作りとの憶測も呼んでいる。
8日といえば、斎藤佑の母校であり、夏の甲子園で注目の1年生スラッガー清宮幸太郎(16)が所属する早稲田実業が夏の甲子園1回戦(8時開始)に登場する日。斎藤佑がナイターで先発すれば、この日はさしずめ“早実デー”となるため、スポーツメディアは大喜び、首位ソフトバンクに大差をつけられリーグ優勝が絶望的な日本ハムも、早実と“抱き合わせ”で大きく報じられる可能性があるのだ。
8日はローテーションの谷間とはいえ、ファンからは<日ハムは優勝を諦めた><意図がわからん><負けたら栗山が責任とれよ>などと、チームを非難する声も沸き起こっている。
斎藤佑といえば2006年、夏の甲子園決勝で田中将大(26=現ヤンキース)擁する駒大苫小牧と延長15回引き分け再試合となる投げ合いを繰り広げ、再試合ではその田中将を空振り三振に打ちとって早実を夏の大会初優勝へと導いた。マウンド上では青いハンカチで汗をぬぐうことから、「ハンカチ王子」と呼ばれた。