男子プロツアーはシニアツアーの“おもてなし”を見習うべき
お土産をもらって会場内に入っていくと、無料で飲めるドリンクコーナーには長い列ができている。さらに進んでいくと、血液チェックコーナーとか洗顔パウダーの体験コーナーなどで大勢の人が順番を待っている。さらには子供たちのためのゲームコーナーや遊びの広場も用意されてある。
ゴルフをやるお父さんは試合を見て、ゴルフに無縁の家族も飽きさせないような工夫が凝らされているわけだ。
■お客を呼べる「役者」いないからこそ
シニアの試合の中にはもうひとつ、注目を浴びている試合がある。中古クラブ販売で知られるゴルフパートナーが冠スポンサーになって、3年前から開催されている日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権ゴルフパートナーカップ。2日間の試合で、今年(よみうりCC)の観客数は8894人。
この試合は入場料を無料にし、なおかつ無料の食券までついている。ゴルフ初心者にクラブをプレゼントしたり、ショートコースを借り切っての模擬ラウンドを楽しめる「はじめてのごるふくらぶプロジェクト」といったサービスも付いている。主催が日本プロゴルフ協会なので、参戦している往年の名手たちにワンポイントレッスンを受けられるというのも大きな魅力だ。