8連勝のSBバンデンは日本語習得で“ヘプタリンガル”目指す
ソフトバンクの助っ人・バンデンハークの勢いが止まらない。
9日の日本ハム戦に先発した右腕は、序盤から低めにボールを集め、相手打線を翻弄。味方打線の大量援護もあって、6回7安打1失点でアッサリ8連勝を飾った。
「自分一人ではこの結果は出せなかった。チームメートに感謝している」とは試合後の本人。
春季キャンプ中から先発投手陣の一角として期待されていたものの、3月に左内転筋痛で戦線離脱。開幕をファームで迎えると、以後はスタンリッジ、バリオス、サファテという3人の外国人投手が活躍し続けたこともあり、一軍からお呼びが掛からなかった。
ところが、6月に一軍に昇格するや、連戦連勝。昨季、韓国で最優秀防御率と最多奪三振の2冠に輝いた右腕の実力は本物だった。
その助っ人の特技は投げることだけではない。
オランダ出身のバンデンハークは母国語(オランダ語)の他に、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語を操る。昨年まで2年間滞在した韓国でも韓国語をマスター。今春キャンプでは韓国人記者と語り合う姿も見られた。その頃から、報道陣にも「何とかチームにいる間に普通に話せるようになりたい」と自身7カ国語目となる日本語の習得に意欲を燃やしていたのだ。