プレッシャーに強くなるマネジメント能力を鍛える
63歳でプロテストに合格した霍本謙一プロにテスト合格の秘訣を伺ったら、こんなふうな答えが返ってきた。
「いつものプレーができないのがプロテスト。プレッシャーがかかってミスが出るのが当たり前ですから、日頃からミスを想定したゲームマネジメント能力を鍛える必要があります。コースに出た時、すべてのホールをパーオンさせないで、パープレー以内のスコアを出せること。例えば、100ヤードのパー3でさえ、2オン1パット、3オン0パットで上がる。これを18ホールすべてで、できる技術があれば、ピンチになっても慌てません。ティーショットやセカンドを失敗しても、アプローチでリカバリーできる技術があれば、プロテストのようなプレッシャーがかかる場面でも安定したスコアを出せるようになります」
最善ではなく、最悪を想定しながらプレーし、最悪な状況下でもスコアをつくる――。最年長合格記録を持っている霍本プロの言葉は、プロ予備軍だけでなく、我々アマチュアにも大いに役立つアドバイスである。
(ゴルフライター・マーク金井)