日本女子プロにチャンス到来 「韓国ツアー」がついに門戸開放
■9月のQTは開催が周知徹底されず
それが今年6月になって突然、KLPGAが外国人選手を対象としたQT(予選会)を実施すると発表した。
だが、今回のQTについて日本女子プロゴルフ協会には一切連絡がなかったため、日本の女子プロにはまったく知らされていなかった。中には新聞報道で初めてQTが行われることを知って、慌てた女子プロもいたようだ。結局、9月1日から4日間行われたQT(総勢6人)に参加した日本人は3人だけで、アマの永井花奈(18)がトップ通過。2位の幡野夏生(18)とともに、11月に行われる韓国1部ツアーのシード戦予選会のキップを手に入れた。
韓国ツアーは人気の高まりから、年々規模が大きくなっている。現在賞金レース首位は、今年の日本のワールドレディスや全米女子オープンに勝ったチョン・インジ(21)で、4勝をマークして7500万円ほどを稼いでいる。優勝賞金も約1600万円の大会があるなど、プロには魅力たっぷり。だから日本で出場機会のない女子プロは、韓国ツアーで戦う絶好のチャンスを逃したことになる。