残り6試合でミラクルを起こす
元日本代表MFの名波浩さん(41)が、ジュビロ磐田の監督に就任して2週間。2戦目の大分トリニータ戦(4日)は負けましたが、3戦目のFC岐阜戦(11日)は3─1で勝ちました。ボク自身、かなり珍しいヘディングシュートを含めて2得点。少しは勝利に貢献できましたが、得点シーン以外は、いまひとつだったかな。でも、チームの課題だった攻守の切り替えが良くなり、全盛期のジュビロのような素早い攻めが増えてきました。
名波監督はボールの持ち方、動き方、セットプレーの細かい約束事など丁寧にアドバイスしてくれる。パス回しも「タテへの意識」を強調しています。今季の悪い時はパスが「横に、横に」となりがち。それを奪われてカウンターを食らい、失点することが多かった。でも、今は全選手の意識が「前へ、前へ」に統一されています。
遼一(FW前田)もボールを受けたら「一発で決めてやる」という意識になっている。サッカーに年齢は関係なし。若手や中堅とうまく融合しながら、ボクと遼一、コマちゃん(DF駒野)の33歳トリオで試合をスムーズに運んでいけたらいいと思っています。