賞金も大差…女子ツアーにスポンサーもキャディーも大移動
【富士通レディース】
賞金レース2位につけるテレサ・ルー(28、台湾)が5バーディー、ノーボギーの67で回り、5アンダーの単独首位に立った。
「完璧なゴルフでした。日本女子オープンは勝ちたいと考えすぎて、自分のゴルフに集中できなかった。それで悪い結果(予選落ち)だった。プレッシャーがあると楽しくできない」(テレサ)
この弱気な一言で、賞金女王タイトルの行方はイ・ボミ(27、韓国)に決まったようなものだ。今大会初日のボミは1オーバー10位タイ発進だが、今季5勝の貯金がある。
ボミ1億7954万円に対し、4勝のテレサは1億1488万円と、その差は6466万円。
今週の優勝賞金1440万円では差を縮めることが出来ない。だから2勝分に相当する2800万円の日本女子OPを逃したのが痛かったのだ。
テレサが日本女子プロに勝った時には4164万円まで詰め、ボミも「ヤバい」と焦った。その時にボミは母親から「2億円を目指せばタイトルは確実」と励まされて気持ちを切り替え、先週のスタンレーで勝ったのだ。