ソフトB「巨人V9超え」に現実味 セはおろかパ5球団も“白旗”
セ・リーグ最強のヤクルト打線を封じ込め、2年連続7度目の日本一に輝いたソフトバンク。あまりの巨大戦力に他球団から聞こえてくるのは「巨人のV9を超えてもおかしくない」という嘆き節だ。
あるパのコーチは「今季のドラフトがまさに『ふざけるな!』でしたよ」と、苦笑いする。
「ソフトバンクは育成を除けば6位まで指名して、全員高校生でしょ。つまり、今の主力で3、4年は戦えるということじゃないですか。あれを余裕と言わずして、何と言うんですか」
これにソフトバンクOBが応える。
「そうはいっても、二軍でも岩崎や東浜ら、若い投手陣が出番待ちをしているくらいだからね。日本シリーズで中継ぎを務めた千賀だって、本来は先発。野手もイキのいいのがゴロゴロいる。即戦力選手を指名しないのかと言われても、現時点で彼らを超える選手でもなければ、獲得してもファームの肥やしになってしまう」
パが5位までを独占した交流戦の結果を見るまでもなく、セとパの実力差は開く一方。この5年間で3度の日本一と、そのパの中でもソフトバンクの力は抜きん出ている。もはやセ6球団のみならず、パの5球団も白旗ではないか。