他球団の選手は白旗…ソフトバンク「オフの戦力補強」リスト
「巨人のV9超え? フツーにあるんじゃないですか。1試合2試合ならまだしも、シーズンを通してソフトバンクに勝てる気がしませんよ」
こう嘆くのは、パ球団の主力選手だ。ソフトバンクは今季、貯金41でリーグ2連覇を達成。CSファイナルステージも3位から這い上がってきたロッテを3戦全勝で蹴散らし、早くも日本シリーズ出場を決めた。
それでも補強の手を緩める気はさらさらない。その手始めが、カブスを戦力外になった和田(34)だ。ただでさえ、ソフトバンクは和田にとって古巣。面倒見の良い人柄を慕う選手も多い。後藤球団社長も「日本に戻ってくるなら、我々も強い関心がある」と話すように、日本復帰なら本腰を入れて交渉に乗り出すことは間違いない。
さらにFA捕手にも触手を伸ばす方向という。西武の炭谷(28)、楽天の嶋(30)、日本ハムの大野(28)が今オフFA移籍濃厚。ソフトバンクには細川(35)、鶴岡(34)というFAで獲得した捕手が2人いるが、いずれもトシがトシ。将来の正捕手候補と期待が高い10年ドラ1の斐紹(23)も、シーズンを通してマスクをかぶらせるにはまだ不安が残る。唯一の弱点ともいえる捕手問題が解決すれば、いよいよ隙がなくなる。