お金より夢 李大浩メジャー挑戦に見える「韓国スポーツ事情」

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「日本以上に肩書がモノをいう韓国では、カネより名誉が重んじられる。カネのためには死ねないが名誉のためなら死ねるとさえいわれています。イ・デホもそれほど遠くない将来に韓国へ戻ってくるでしょう。米国で実績を残した者は、国内で活躍した者より尊敬される度合いが違います。33歳になったイ・デホがラストチャンスと思ってメジャー挑戦する気持ちはよくわかります」

 韓国人のイ・デホが夢の実現のために、日本球界を「踏み台」にしたとすれば、ゴルフの米PGAツアーで8勝を挙げている崔京周(K・J・チョイ=45)や2011年日本ツアー賞金王で、米ツアー2勝のベ・サンムン(29)もそうだ。

 韓国からいきなり米国へ行く野球選手やプロゴルファーもいないことはない。しかし、イ・デホやサンムンのように、まずは日本でガッポリ稼いでから米国へ行き、箔をつける選手は少なくない。

 ちなみに、11年から今月までに男女国内ツアーで韓国人選手が稼ぎ出した額(韓国人プロの賞金ランク上位10人)は約56億8500万円(男子=約26億3000万円、女子=約30億5500万円)。同年からの賞金王は、韓国人選手が延べ6人(男2、女4)もいる。今季も、男子は5勝している金庚泰(29)と女子は史上初の2億円超えが目前のイ・ボミ(27)で決まりだろう。

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