ミスに強くなった今どきの大型ドライバーは、初心者には振りづらい
重心距離が伸びるほどミスヒットには強くなるが、芯に当てづらくなる。加えて、重心距離が長いドライバーは、テークバックでフェースを開くと、インパクトゾーンでヘッドが返りづらくなる(フェースが開いたままの状態になる)。
結果、初心者やスライサーには、真っすぐ打つのが困難になってくるのだ。
この今どきのクラブをうまく使いこなすには、技術が求められる。テークバックではフェースを開かないこと。トップではフェースが空を向いたシャットフェースになっているのが望ましい。そして、インサイドアウト気味に振ることが求められる。
実際、女子プロの多くは強めのインサイドアウト軌道で、今どきのドライバーをうまく使いこなしドロー弾道で飛距離を稼いでいる。道具(クラブ)を実にうまく使いこなしている。
だから、パワーがなくてもドライバーで250ヤード近く飛ばせるのだ。我々アマチュアがお手本にすべきは、男子プロではなくて女子プロのスイングなのだ。