ヘッドスピードがでているのに飛ばない人は進入角度に大きな問題あり
今週月曜日、大ヒットブランド、ゼクシオの新製品記者発表があった。今回のモデルチェンジで9代目。初代から8代目までで出荷総本数は何と1632万本。ゼクシオは発売から15年以上経過しているが、昔も今も売り上げナンバーワンを維持している。
さて、このゼクシオ。今回はアマチュアのヘッド軌道を改善させ、それでヘッドスピードを上げることを狙っている。ヘッドスピードが上がればボール初速が上がり、さらなるアップを狙えるというロジックである。
この考え方は至極まっとうであるが、ヘッドスピードを上げて飛ばすには、2つの要素を満たすことが求められる。
ひとつは打点位置。いくらヘッドスピードが上がっても、芯を外して打てばエネルギーロスが発生する。遠くに飛ばすには、芯でとらえることが必要不可欠だ。
もうひとつのポイントはヘッドの進入角度。男性アマチュアゴルファーと女子プロは、どちらもヘッドスピードは40メートル/秒前後だが、女子プロの方が飛ぶ。これはヘッドの進入角度が異なるからだ。女子プロはアッパー軌道でボールをとらえるために、インパクトのエネルギー効率が高く、ボール初速が上がる。