両肘でボールを挟んだ練習は手打ちを自然に矯正する
男子ツアーの今季最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」は石川遼が最終日もスコアを伸ばし、自身初となる日本タイトルを手にした。
2015年の国内シーズンは幕を閉じたが、選手にとって気になるのが世界ランキング。
石川は日本シリーズの優勝で17ポイントを加算し、104位と順位を上げた。日本勢トップは松山英樹の15位。
松山に続くのは、日本シリーズで5位に入った片山晋呉で61位。15年末時点で同50位以内に入ると来年の「マスターズ」の出場権が獲得できるという状況の中、片山は今週、タイで行われる「タイランドゴルフ選手権」を戦っている。
本題に入ろう。片山プロといえば、日本シリーズでも器具を数多く使って練習していたが、やっていることは極めて基本に忠実だ。
スタンスの向き、ボールが飛び出す方向にスティック(細い棒)を地面に置き、体の向きとボールが飛び出す方向を視覚的にチェック。シャフトを使ってヘッドカバーを空中につり下げて、インパクトゾーンでの手の軌道も視覚的にチェックしている。