女子レスリング吉田沙保里がぜんそく 五輪4連覇に暗雲
来年のリオで五輪4連覇を狙うレスリング女子53キロ級の吉田沙保里(33)がぜんそくを患っていることが分かった。日本レスリング協会の栄強化本部長が16日、明らかにした。
9月の世界選手権前からすぐに息が上がる、せきが止まらないなどの自覚症状はあった。次第に症状が悪化、つらくて眠れないことすらあったというから尋常じゃない。今月10日、病院に行ったところ「ぜんそく」と診断された。現在は吸入治療などを行いながら、通常の練習をしているものの、今後も定期的に検査を受けるという。
吉田は今月23日の全日本選手権に出場した時点で、リオ五輪代表に決まる。世界大会は実に16連覇中で、レスリング界ではもはや敵なし。「霊長類最強女子」と言われる吉田には、意外なところに「難敵」がいた。相手は病気だけに、今後が心配だ。