弱点を徹底攻めか…女王・吉田沙保里に海外勢の“包囲網”

公開日: 更新日:

「霊長類最強の女」の牙城を崩そうと海外のライバルたちがタッグを組んだという。

 レスリングの世界選手権(米国・ラスベガス)は、10日(日本時間)から女子の各階級がスタート。53キロ級には吉田沙保里(32)が登場し、前人未到の16連覇を目指す。

 今大会もダントツの優勝候補だが、ライバルも手をこまねいているわけではない。女王の座から陥落させようと「吉田包囲網」を敷いたのだ。

 今大会は同階級に46人がエントリーした。吉田の実力は抜きんでており、対戦相手にとっては個々の力だけで倒すのは容易ではない。上位進出が有力視される選手の間では「準決勝までに対戦した選手がサオリ(吉田)に致命傷を負わせれば勝機が出てくる」とささやき合っているなんて話もある。

「吉田はジュニア時代に骨折して以来、右手首に爆弾を抱えています。疲労骨折も珍しくなく、吉田にとっては数少ないウイークポイントとも言えるものです。吉田を倒すには弱点を攻めるのが効果的なのは言うまでもなく、しつこく右手首を攻め、勝てなくても決勝までにダメージを与えるしかない。吉田と同じブロックに入った選手は右手首を執拗に攻めてくることが考えられます」(レスリング関係者)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇