理事長の跡目争い熾烈 貴乃花理事vs.九重親方で買収合戦

公開日: 更新日:

 にもかかわらず、スポーツメディアは無視を決め込んでいる。顧問が裏金を受け取っている動画が流出した時も、大半は見て見ぬふり。それでいて、協会内の危機管理委員会の「裏金を一度は受け取ったけど、後で返したから問題なし」という噴飯ものの決定には紙面を割いた。最近では裏金顧問がみこしを担いでいる貴乃花理事をヨイショする向きすらある。これでは公益財団法人を食いものにする顧問の片棒を担いでいるようなものだ。

 相撲ファンの吉川潮氏(作家)は「相撲のごっつぁん体質がマスコミにも浸透しているのでしょう」と、こう続ける。

「本来、そうした不正などを批判するのがマスコミの仕事のはず。それが出来ないということは、何か便宜を図ってもらっているのではと勘繰りたくもなりますよ。金品の受領はさすがにないとは思いますが、インタビューの段取りやマス席を確保してもらうとか、そうしたことがあってもおかしくない。でも、それはファンに対する裏切りですよ。いくらファンが『非難すべきだ!』と声を上げても、取材対象と癒着している記者はそれを書かないわけですから。マスコミも公の機関であることを完全に忘れていますね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭