伸び悩む小林に強い味方 ドラ1桜井が巨人の正捕手決める
巨人のドラフト1位ルーキー投手、桜井俊貴(22、立命館大)に熱視線を送る選手がいる。
前日に入寮した桜井は、神戸出身で大学は京都。初めての東京生活については「不安しかありません」と言った。趣味は「テレビ観賞」だが、「一番好き」だというバラエティー番組は関西限定で関東では見られない。それでも「実家で録画してDVDで送ってもらいます」と言うほど、コテコテの関西人だ。桜井の両親も「先輩で関西出身の方はいるんですか?」と心配していたが、主将の坂本、内海、亀井、岡本ら一大勢力で、その辺の心配は無用。中でも、チーム内でクローズアップされているのが、大阪生まれで同志社大OBの小林誠司(26)の存在だ。
「桜井は立命館大と同じ関西学生リーグの同大を出た小林を頼りにしているみたい。この2校は京都にあって『同立戦』といわれる試合は火花が散る。東京でいう『早慶』のような特別な関係です。右も左も分からない桜井にとって、関西系で同大出身の小林なら話しやすいだろうし、捕手として受けてくれるなら、なおいいでしょう。正捕手争いに挑む小林にとっても、まさに渡りに船な話といえます」(球団関係者)