巨人岡本「グアム自主トレ」初参加に隠された球団の思惑
巨人の高橋由伸監督(40)や球団関係者が今年、最も飛躍を期待しているのが、高卒2年目を迎える岡本和真(19)である。
新人だった昨年9月にプロ初安打、初本塁打。秋の実戦でも結果を残すなど打撃の評価は高い。内田打撃コーチは「主軸とは言わないけど、一軍のレギュラークラスの感触はある。打撃だけなら(三塁を争う)村田を脅かすものを感じる」と昨秋のキャンプで目を細めていた。派遣された台湾でのウインターリーグでも打点王に輝くなど、大きな可能性を秘めているのは確かだ。
一方で課題は三塁の守備。新任の井端内野守備走塁コーチの発案で、フットワークを使うための遊撃の守備練習や股関節トレーニングを取り入れるなど、岡本専用の特別メニューを用意して弱点克服に取り組ませている。「内野手はまずは守備から」という原前監督の口グセを借りるまでもなく、守れないことには試合に出られないのが内野手の宿命。守備に不安があれば、自慢の打撃も宝の持ち腐れになってしまうのだ。
■先輩たちが250万円ずつ参加費負担