巨人ドラ1桜井が背負わされる“神宮アレルギー”克服の重荷
「菅野がダメなら、神宮に強い投手はいるのか?となったけど、先発候補では1勝0敗、防御率1.29の高木勇人が挙げられるくらいで、他はみんな散々な成績だった」
ローテーションを争う先発候補の神宮の成績をみてみると、エース格のマイコラスは1勝0敗、防御率4.50。ポレダは0勝1敗、同2.35。大竹は0勝1敗、同15.00。若手の有望株・田口は0勝1敗、同11.25。小山は0勝1敗、同9.95と確かに散々。そこでドラ1右腕なのだ。
「由伸監督は桜井に期待している。ドラ1だから先発ローテに入るのは当たり前。昨秋の神宮大会の東北福祉大戦での18奪三振の新記録を監督は生視察している。相手がプロに変わっても、神宮という球場自体にいいイメージはあるだろうと。菅野が鬼門を克服してくれるに越したことはないけど、先発陣がこぞってアレルギーを起こす“神宮”キラーとしての期待も、桜井は背負っているんです」(前出の関係者)
目標は「2ケタ勝利」としている桜井。首脳陣からは「鬼門突破の急先鋒」の期待もかけられているのなら、菅野のというより、巨人投手陣の神宮アレルギーは相当なものである。