リオ五輪はメダル期待薄 日本ボクシングにルール改正の壁
日本のアマチュアボクシング界が再び、低迷期に入りかねない。
日本ボクシング連盟は25日、リオ五輪のアジア・オセアニア地区予選(3月、中国)の日本代表選手選考会を実施。男女合わせて9階級の代表選手を選出した。
前回のロンドン五輪バンタム級銅メダルの清水聡(29)はライト級で出場。成松大介(26)と対戦したものの、2ラウンド終了間際に偶然のバッティングで前頭部から出血。0-2の判定負けで代表入りを逃した。
清水は同連盟の山根明会長の判断によって補欠でメンバー入り。成松がアジア・オセアニア地区予選で出場権(3枠)を勝ち取れば代表が内定するだけに、清水のリオ出場は難しい状況となった。
14年秋以来の実戦復帰となった清水は「ハードなトレーニングをすれば、まだ上げられる部分はある。まだ望みはあるのでしっかりやっていきたい」と、世界最終予選(6月、アゼルバイジャン)での出場権獲得に意欲を見せた。
前回のロンドンではミドル級金メダルの村田諒太(現プロボクサー)とともに68年メキシコ五輪以来44年ぶりのメダルをもたらしたが、リオには誰が出場しても表彰台は厳しいという。