ドジャース前田に課題…滑る公認球と硬いマウンドに戸惑う

公開日: 更新日:

 前田はメジャー移籍に備え、昨年オフに新球のカットボールを習得。投球の幅を広げるためだ。昨季終盤には、普段はほとんど投げなかったフォークと併せて試投した。日本のボールではまずまずの手応えを掴んでいたが、滑りやすいメジャー公認球では勝手が違うのだろう。カットボールは指のかかりがしっくりこないそうで、実戦で使うには程遠い状態だという。

 今後は投手コーチやグランダル捕手の意見も取り入れながら実戦で使える球種を見極めるそうだが、先行きは不透明だ。ドジャースは先発陣が豊富なだけに、ルーキー右腕はオープン戦で結果を問われる。1日でも早くメジャー公認球に適応して勝負球を手の内に入れない限り、オープン戦はぶっつけ本番になりかねない。肘に異常を抱えていることもあって公認球への対応が遅れれば故障につながる可能性もある。

 ドジャースは3月3日にオープン戦初戦を迎える。ルーキー右腕に残された時間は短い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動