ひょっとすると開幕一軍も 楽天オコエはチーム「打点王」
とんでもない「成長力」だ。
楽天ドラフト1位のオコエ瑠偉外野手(18=写真)が24日、西武との練習試合に「8番・中堅」で先発出場。1点リードの二回1死二、三塁の好機で左前に2点適時打を放った。
バットを折られながら前進守備の遊撃手の頭を越えるだけのヒットだったが、これで対外試合は3試合連続で打点。9打点はチームトップの数字だ。
高校時代は金属バットをビュンビュン振り回し、長打を連発していたオコエも、不慣れな木製バットでは詰まった当たりが多く、練習でもなかなか快音が聞かれなかった。そこで池山コーチはキャンプイン早々、「木製バットの芯は約3センチ」と、指でバットのヘッド部分をはじき、音の違いで真芯の位置を理解させた。
そんなレベルの選手が、わずか2週間とちょっとでチームの「打点王」というのだから恐れ入る。誰もが思ってもいなかった開幕一軍の可能性も、ちょっとだけ出てきたか。