“超変革”求めるがゆえ…金本阪神に燻ぶる「3つの火種」
「パワーヒッターではないとはいっても、打率が2割6分から8分程度で、本塁打がほとんど出ないなら若い選手を使った方がマシ。開幕からベンチに置くことはないにしても、金本監督が見切りをつけるのは早いと思う」
ヘイグが使い物になるのかならないのかがハッキリしなければ、「中ぶらりん」になる選手が出てくる。
阪神の助っ人は、先発のメッセと抑えのマテオ、4番ゴメスの3人は決まっている。ヘイグが期待通り打てば、残る1枠は埋まるのだが、ヘイグが控えに回れば、即座に登録抹消となる。
「中継ぎで計算できるのは、ベテランの安藤と福原だけ。若手の松田らが伸びてこない。そうなると、フォークとスライダーがいい右腕のドリスを使うプランもある。いずれにしても、ドリスの起用はヘイグ次第だ」(前出のOB)
ヘイグが「戦力外」なら、今成、新井、陽川の他に、二塁のポジション争い(西岡、大和、上本)に敗れた者らが穴を埋めることになる。頭数はいても、それぞれタイプは違う。誰が勝者になっても、金本監督が考えていた打順はガラリと変わることになる。