走力ケタ外れ 阪神ドラ1高山はランニングHRで“鬼に金棒”

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 結果が出ようが出まいが、金本監督は「打撃に関してはいじるところがない」とベタボメしている。

 東京六大学の安打記録を塗り替えた(通算131安打)ドラフト1位ルーキー・高山俊(22、明大)のことだ。28日の紅白戦に6番左翼でスタメン出場、六回の3打席目にランニング本塁打を放った。

 二神の高め速球を振り抜くと、痛烈なライナーは左翼寄りに守っていた中堅手の横へ。打球が中堅フェンスへ転々とする間に、高山は50メートル5秒8の俊足を飛ばして一気に生還した。

 昨秋に右手を骨折した影響で、キャンプは二軍スタート。一軍に合流したのは3日前の25日だった。前日の練習試合では3タコも、「形を崩されたわけじゃない」と金本監督は意に介さない。

 ただでさえバットコントロールは抜群。長打を打てる選手になって欲しいという金本監督の意向を受け、キャンプでは飛距離アップに取り組んでいた。加えてこの日のランニング本塁打が証明したように、ケタ外れの走力の持ち主でもある。

 成長著しい3年目の陽川(24)や横田(20)を含め、阪神外野陣の層は確実に厚くなりそうだ。

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