自由契約直訴しオリ退団 ヤクルト坂口語る新天地での胸中
ヤクルトの坂口智隆(31)は昨オフ、年俸7500万円から減額制限(25%)を大きく超える提示を受け、自由契約を直訴。近鉄時代から含めて13年間在籍したオリックスを退団した。11年に最多安打のタイトルも獲得したリードオフマンはヤクルトに新天地を求めた。2月13日、初の対外試合となったDeNAとの練習試合で猛打賞をマークすると、28日の巨人戦でも1安打を放ち好調を維持している。中堅のレギュラー獲得に向けてアピールを続ける本人に話を聞いた。
――昨年は自ら自由契約を選択しました。実績もありながら、昨季は5月に二軍降格してから一度も一軍登録はなかった。「事実上の戦力外扱い」という話もあった。悔しい思いをした1年間だったのでは?
「実績だけじゃ野球はできません。試合で結果を出してレギュラーと言われると思う。そこはしっかり野球がうまくなるように、いつ呼ばれてもパフォーマンスができるようにと。だから試合に出られないからどうのこうのというのは、全くありませんでした」
――決して気持ちが切れることはなかったと……。