フルスイング伝授? 竜二軍・小笠原道大監督語る「指導論」
昨年限りで現役引退し、中日の二軍監督に就任した。どんな指導者になりたいのか、指導者として心がけていることは何か。「生みの親」である落合GMからの言葉とは――。2月上旬、キャンプ地で話を聞いた。
――二軍監督として新たなスタートを切りました。
「指導者経験が全くないので、選手時代に接した指導者を参考にしたとしても立場が違うので感じ方が違う。全てがゼロの感覚でスタートしているのが現状です。自分の中でどれが正しいかは分かりませんから、ある意味、各担当コーチに任せているというか。コーチが持っている力、知識を選手に伝え、指導してほしいと。あんまり監督が出ていくというのもあれですし、とりあえず(指導に)一貫性を持たせたい。いろんな方向から言ってしまうと、同じことを言っているのに表現がちょっと違うだけで(選手が)違う形で受け取ってしまう場合もある。窓口は一つにして、指導に関しては担当コーチの口から担当コーチの言葉としてという感じでやっています」
――就任に当たり、落合GMからはどんなアドバイスをもらいましたか?