先発緊急補強か マイコ離脱で「10勝」失った巨人に非常事態
昨季のチーム防御率はリーグトップの2.78だが、マイコラスがつくった貯金「10」を補う投手など、チームを見回してもそういるものではない。手当てがつかなければ、V奪回どころかBクラス転落もある緊急事態である。
昨季の巨人は貯金8でリーグ2位だった。もしマイコラスがいなければ、単純計算で借金2。4位の広島の借金1を下回っていたことになる。06年の4位以来となるBクラスも現実味を帯びてくるのだ。
現在先発が内定している4人のうち、新戦力はドラフト1位の桜井(立命大)のみ。新人に10の貯金を望むのは酷だろう。ここに田口、今村、前日炎上した内海のうちの2人が加わる予定だが、先発5、6番手に多くは期待できない。昨季10勝11敗の菅野、8勝8敗のポレダにしても、2人で「マイナス1」から一気に「プラス10」は、あくまで希望であって計算できるものではない。
「尾花コーチの愛弟子で、二軍で主に救援を務めるメンドーサが一軍昇格のタイミングをうかがっているが、新監督の全面バックアップを約束している球団が、先発投手の緊急補強に動く可能性はあります」(前出の関係者)
マイコラスが離脱しても支配下外国人は6人在籍しているが、投壊、Bクラスを阻止するため、「8人目」獲得の可能性が急浮上している。