海外勢ツアー席巻 日本女子は5月以降「出る幕なし」の根拠

公開日: 更新日:

 となると、「チャンス」は短い。過去6年間で外国人プロが5度賞金女王のタイトルを獲得したように、気温がグングン上昇する5月以降は日本人プロの出る幕はなかなかないからだ。

「かつては台湾や韓国選手は、日本であまり勝ちすぎるのはマズイという雰囲気がありました。80年代に圧倒的な強さを誇った涂阿玉などはロッカールームで『日本から出て行け』と言われたこともあった。それが今や日本人プロやファンからも受け入れられ、外国人プロにも日本企業がスポンサーにつくようになった。昨年の賞金女王のイ・ボミのように日本人プロ以上にメディアに取り上げられるなど、日本のファンも外国人選手が強いことに何の抵抗もなくなった。外国人プロにとって、ライバルは日本人プロではなく同じ外国人プロなのです。だから誰に遠慮することなく、毎試合優勝を狙えるということです」(前出のツアー記者)

 今季も日本人プロは数少ないチャンスをモノにするしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動