性格重視補強ズバリ 巨人GMが語るギャレット獲得の舞台裏

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■「目線も資金も上げた」

「中軸を打てる外国人ということで補強をスタートした。スカウト会議で私は『(外国人補強は)目線と予算を上げていこう』と話しましたが、それが球団の方針。昨年8月の段階でギャレットは(メジャー)枠から外れており、その時点からリストに含まれていた。重視したのは性格です。日本の野球文化と巨人の文化に溶け込めるか。これを重点的に調べてくれ、と。具体的には選手を取り巻く環境、(現地の)同僚選手やコーチにも話を聞いたりして厳選していった結果、最後まで残ったのが彼、ギャレットだったのです」

 日本野球、特に巨人は規律や規則が多く、新助っ人選手は戸惑うことが少なくなかったが、「彼はオープン戦も全部出たいと直訴したそうです。そういう勤勉さ」と堤GM。性格面を重視することで、日本野球・文化への順応性という最初のリスクを軽減したわけだ。

 技術的にはしかし、ギャレットには決定的とも思える弱点がデータに出ていた。メジャー通算122本塁打の実績を残す一方で、対左投手の通算打率が.194と極端に低かった。

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