手首のコックをほどかない方がシャフトのしなりが強く発生する
先週のWGC-マッチプレー選手権を制したジェイソン・デイは、ベスト16で敗れたジョーダン・スピースを抜き去り世界ランク1位に返り咲いた。これでデイはツアー2週連続優勝。今年のマスターズでも優勝争いを演じるのは間違いないだろう。
本題に入ろう。
デイのスイングはオーソドックスでアマチュアのお手本になるが、ぜひとも真似てもらいたいポイントはインパクトの迎え方だ。
デイに限らず世界の一流プロは、アイアンはもちろんのこと、ドライバーを手にした時もハンドファースト気味の状態でインパクトを迎えている。
ハンドファーストとは、インパクト時に手元がほんの少し前(飛球線方向)に出た状態のことだ。
そして、ハンドファーストの状態でインパクトを迎えた時、右手首はわずかに甲側に折れている。
いわゆる手首のコックがキープされた状態でインパクトを迎えている。
対して、多くのアマチュアはインパクトでハンドファーストになっていないし、手首のコックも完全にほどけきっている。