世界のトッププロはアイアンもドライバーもインパクトはハンドファースト
先週のアーノルド・パーマー招待はジェイソン・デイが初日から首位をキープして完全優勝。
昨年9月のBMW選手権以来となる、米ツアー通算8勝目を挙げた。
日本勢でただ1人出場した松山英樹は最終日にスコアを5つ伸ばし、通算11アンダーの6位タイでフィニッシュ。これでデイは世界ランクを3位から2位に上げ、松山も14位から13位にアップした。
本題に入ろう。デイのスイングはオーソドックスでアマチュアのお手本になるが、ぜひとも真似てもらいたいポイントがある。それは、ドライバーを打つ時のインパクトの迎え方だ。
デイに限らず世界の一流どころは、アイアンはもちろんのこと、ドライバーを手にした時もハンドファースト気味の状態で、インパクトを迎えている。
ハンドファーストとはインパクト時、手元がほんの少し飛球線方向(前に)出た状態のことだ。
ハンドファーストの状態で打つメリットは2つある。ひとつは、すくい打ちにならないのでヘッドの入射角が安定し、芯で捉える確率がアップすること。今どきのドライバーはヘッドが大きくなってスイートエリアが広がっているが、それでも芯を外すとヘッドがブレ、飛距離が落ちたり、方向性が悪くなったりする。クラブがどんなに進化しても、芯で捉えることが弾道安定につながるのだ。