自白なら処分1年…野球賭博“時限立法”に透ける球界の焦り
「4人目の関与者となった高木京介は、謝罪会見をしたことなどを踏まえ、前の3人より軽い1年間の失格処分とした。高木京のように処分を軽くしてやるから名乗り出ろということです。それで“自首”する選手が出てくるとは思えないが、笠原に加え、同じく無期失格になった松本竜、福田に対してもNPB、そして巨人が事情聴取に応じるよう説得しているそうだ。賭博常習者の飲食店経営『B』の関与した賭博選手は4人目の高木京で打ち止めだろうという話もあるが、笠原、福田と親交があった、別の賭博常習者の『A』とつながっている選手もいますから」(球界関係者)
「B」は先日、週刊文春に若手の宮国ら一軍投手十数人と高校野球賭博をしていたと証言した。巨人は「事実を歪曲し、誇張した情報を週刊誌や新聞に持ち込んでいる」と怒り心頭だったが、高木京の契約解除を発表した際には選手、首脳陣、球団職員を合わせた299人を調査した結果、高木京と裏スロットに通っていた選手が1人いたことに加え、14人が賭けマージャン、42人が賭けゴルフ、23人が賭けトランプに興じていたことを公表している。怪しい人間がワンサカいるのだ。