自白なら処分1年…野球賭博“時限立法”に透ける球界の焦り

公開日: 更新日:

「4人目の関与者となった高木京介は、謝罪会見をしたことなどを踏まえ、前の3人より軽い1年間の失格処分とした。高木京のように処分を軽くしてやるから名乗り出ろということです。それで“自首”する選手が出てくるとは思えないが、笠原に加え、同じく無期失格になった松本竜、福田に対してもNPB、そして巨人が事情聴取に応じるよう説得しているそうだ。賭博常習者の飲食店経営『B』の関与した賭博選手は4人目の高木京で打ち止めだろうという話もあるが、笠原、福田と親交があった、別の賭博常習者の『A』とつながっている選手もいますから」(球界関係者)

「B」は先日、週刊文春に若手の宮国ら一軍投手十数人と高校野球賭博をしていたと証言した。巨人は「事実を歪曲し、誇張した情報を週刊誌や新聞に持ち込んでいる」と怒り心頭だったが、高木京の契約解除を発表した際には選手、首脳陣、球団職員を合わせた299人を調査した結果、高木京と裏スロットに通っていた選手が1人いたことに加え、14人が賭けマージャン、42人が賭けゴルフ、23人が賭けトランプに興じていたことを公表している。怪しい人間がワンサカいるのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された